物件の内見、どこを見ればいいのか
賃貸物件を探す時や、新しい住まいを求める時には、物件を見ておく方がいいといわれています。
しかし実際に物件を見に行っても見るポイントを理解していないと何を見ていけばいいのかわからず内見の意味がありません。
住居となる場所の外観がキレイかどうか、また周囲の環境はどうなのかということはしっかり見てきても、案外内見となると細かい部分を見てこない人が多いです。
そこで、物件の内見のコツを理解し、失敗のない物件選びを考えましょう。
防音性のチェックしていますか?
一人暮らしを始めて多くの方が感じる事、それは防音って結構粗雑なんだなという点です。
暮らしてみないとわからないという人がいますが、内見の時に壁などをたたき、音がどのように響くのか確認する事ができます。
木造の場合、音が漏れるのも仕方ないと言えますが、鉄筋コンクリートであっても防音がしっかりしていないこともあるのです。
内見の時に隣に人が暮らしているようなら壁に耳をつけてみるなど、実際に音がどう聞こえるのかチェックしてくる必要があります。
住んでみたら湿気がすごいということもある
内見した時にサッシの溝部分などを確認する事で結露がひどい物件かどうか検討が付きます。
湿気が多いと暮らしている中でも気持ちがよくありませんし、カビの発生で洋服やバッグ、靴などをダメにする可能性があります。
サッシの横、その周辺の木材部分にカビがあったような跡や、変色があるようなら湿気が強い物件の可能性が高いです。
押入れやクローゼットの中にシミがないか、壁にシミの後がないかなどもチェックするといいでしょう。
水回りのチェックも重要
最近は古い物件でもリフォームされていてトイレもお風呂もキレイになっている物件が多いです。
しかししっかり確認すると水回りに不具合が生じていることがあります。
トイレの水を流せるようなら、トイレの水を流してその後、水がしっかりたまるかチェックします。
またトイレによっては水位が上がり過ぎるところもあり、トイレを利用するときに水が跳ねるのでは?と心配になることもあるようです。
便基のタンクを見て汚れがないかチェックしてみると、やたらとカビが付いてるところもありますが、これは清掃が行き届いていない証拠となります。
トイレの水圧、水の量に関しても内見の時に必ずチェックしましょう。
内見では特に水回りなど、入居してから不具合が起こると困るところを入念にチェックします。
トイレの水の流れが悪かったり、シャワーの水圧がかなり低いとなると生活していても気持ちよくないのです。
内見はパッと間取りだけ見ればいいやと思っている方も多いのですが、内見こそ、色々開けて、触ってしっかり確認する必要があります。