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読書を趣味にする楽しみ方

読書

ジャンルを見つけるコツ

読書を楽しみたいと思ったら、まずは自分に合うジャンルを探すところから始めるのがおすすめです。

小説やミステリーのように物語に没頭できるものもあれば、歴史やビジネス書のように知識を増やせるタイプもあります。気分に合わせて複数のジャンルを並行して読むのも続けやすい方法のひとつです。

最初は短編や入門書のように読み切りやすい本を選ぶと、「読み切れた」という達成感が得やすくなります。

逆に厚い小説や専門書は途中で止めても構いません。読書は「最後まで読まないといけない」と思うと負担になるので、気楽に手を伸ばせるものから始める方が長続きします。

書店や図書館の棚を歩いて眺めてみると、普段は選ばない分野の本に出会えることがあります。

新刊コーナーや特集展示を見てみるのもジャンルを広げるいいきっかけです。こうした出会いを重ねるうちに、自分の好みがはっきりしてきて、次に読む本も選びやすくなります。

読書に集中するための習慣

本を手に取っても集中できなければ、楽しさは半減してしまいます。習慣化するには、まず読む時間をあらかじめ決めるのが効果的です。

通勤の電車で数ページ読む、寝る前の20分を本にあてるといった小さなルールから始めると無理なく続けられます。

集中できる環境を整えることも大切です。静かな場所を選ぶ、照明を工夫する、姿勢に気を配るだけでも読みやすさが変わります。

部屋の中ならベッドに寝転んでスマホを見る時間を、椅子に座って本を開く時間に置き換えるのも一つの方法です。

印象に残った一文や感想をノートに書き留めれば、内容を思い出しやすいでしょう。スマホのメモや付箋を使うだけでも十分です。

短い言葉でも残しておけば、あとで振り返ったときにその本の雰囲気まで思い出せます。

さらに、読み方を柔軟にすると続けやすさが増します。無理に最初から最後まできっちり読む必要はなく、流し読みや複数冊を同時に読むのも一つの手です。

仕事の合間に実用書を、休日に小説を、というように分けても良いでしょう。また、感想をSNSや友人と共有すれば、新しい見方に気付けることもあります。

図書館を上手に活用する

読書を趣味として続けたいなら、図書館は強い味方です。お金をかけずにさまざまな本を試せるので、気軽に新しいジャンルに挑戦できます。

蔵書検索や予約サービスを利用すれば、人気の本も借りやすいですし、返却期限があることで後回しになることも減ります。

近年は電子書籍の貸し出しを行う館も増えていて、自宅や移動中でもスマートフォンで読めるようになりました。

地域によっては講演会や読書会などのイベントもあり、ただ本を借りるだけではなく交流の場として楽しめます。一人で黙々と読むだけでなく、時には誰かと本について話すことで、読書そのものがもっと身近に感じられるでしょう。

こうした図書館のサービスを活用すれば、コストを抑えながら幅広い作品に触れられます。生活の中に自然と読書が入り込み、長く続けられる趣味になるはずです。